子どものための歯列矯正 1/2

身体と同じように、子どもの口の中の筋肉も成長しています。
とくに小学生時代は、乳歯が抜けて永久歯が生えそろう大事な時期。
歯並びやかみ合わせに問題があれば歯列矯正の必要があるかもしれません。

そこで、歯列矯正の専門家である 銀座アベニュー矯正歯科の院長
野寺先生に、子どものための歯列矯正についてお話を伺いました。


歯列矯正とは…

矯正装置を使ってかみ合わせ(歯並び)を整える治療。
永久歯が生えそろう前の「一期治療」と、生えそろってからの「二期治療」がある。
通常、一期治療は年単位で行われ、治療期間も長い。
保険外診療のため、治療費は医院・病院によって異なるが、「一期治療」で30~40万円程度であるところが多い。

※治療期間、治療費はあくまで目安です。

前歯が上下4本生えかわったら、歯科検診を受けさせましょう

小学校1、2年生くらいになると、前歯4本が乳歯から永久歯に生えかわります。
永久歯が前歯4本だけでも、その後どういうかみ合わせになるかだいたい見当がつきます。
かみ合わせが逆などの問題がある場合、早期に対応できるので、この時期に一度、虫歯だけでなくかみ合わせも診てもらうとよいでしょう。

矯正治療は早いほうがよい―小学校低学年から

かみ合わせに問題があると、変なかみグセが付いてしまうおそれがあります。
たとえば、前歯が逆にかみ合わせていることで奥歯がかみ合わず、アゴをずらしてかむクセがついてしまうとか。
これを数年続けてしまうと、下アゴが前に出てくるなどの問題が起こり得ます。
また、成長段階にある子どものうちなら、舌の位置や唇の筋肉など、口の中を総合的に整えていくことができるため、なるべく早い時期から矯正治療を始めるのが理想的です。
個人差はありますが、ある程度永久歯がそろってくる小学校低学年が、矯正治療を始める目安です。

矯正治療を始める前にすること

小学校2年生以下(まだ永久歯があまり生えていない状態)の場合は、矯正治療を急ぐよりも、きちんと歯みがきができるようにしたり、ご飯やおやつをダラダラ食べないなど、正しい生活習慣を身につけるほうが大切です。
乳歯を虫歯で失ってしまうと、次の歯がちゃんと生えてこないおそれもあるので、自分でしっかり歯みがきができないうちは、お父さんお母さんが気をつけてあげてください。
ちなみに、矯正治療に年齢の上限はありません。

歯並びがよくても、悪いクセが原因で崩れる場合はあります

歯というのは力のかかり方で動いてしまうものです。
寝ている間の歯ぎしりがひどい場合、かみ方のクセなどで、歯並びが変わってしまうことは当然のように考えられます。
特に、かみ合わせに問題のあった人。そういう人は悪いクセが残っていたり、舌の位置や働きにも問題が残っていたりするので、矯正治療をしても歯並びがもとに戻ってしまう危険性が高いのです。
もともとかみ合わせに問題のなかった人でも、生活習慣やクセで矯正が必要になってくることがあります。
歯並びに自信のある方・お子さまでも、定期的にチェックすることをおすすめします。

お父さん・お母さんへ

矯正治療を行うためには、歯みがきがきちんとできていることが前提になります。矯正器具をつけると口の中のバイ菌は通常の3~4倍になるため、正しく丁寧に歯をみがけないと、歯並びがよくなる前に虫歯だらけになってしまうからです。
いつどんな問題が出てきても矯正治療を始められるよう、きちんとした歯みがきと正しい生活習慣を身につけさせてください。

矯正歯科医院の治療室。あの“独特な歯医者さんのにおい”がしないのでビックリ。
矯正歯科医院の治療室。あの“独特な歯医者さんのにおい”がしないのでビックリ。
※写真:銀座アベニュー矯正歯科
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